ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 531

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和43(1968)年3月17日 鳥栖機関区

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51531

長く鳥栖区で奉公していましたが、晩年は青森区へ転属しています。ここに画像は掲載できませんが、青森区では補助灯の追加、旋回窓の取付、キャブ屋根の延長工事などを受け、更に炭水車では増炭枠を撤去した上で重油タンクを設置、同時にタンク脇の炭水車上端にはあまり見かけない手摺も取り付けています。こうした東北機らしいフル装備となったのにもかかわらず、実働期間は僅か5か月ほどで、冬を迎える前に休車となったため旋回窓は未使用だったそうです。前端梁にスノープラウ取付ボルト孔がないままだったのは、その時期が来たら新規にスノープラウを製作するのに合わせて穴あけを施工する積りだったからでしょうか。

なお炭水車背面のステップは、その両脇に支柱を設けて梯子状に改造しています。

炭水車台枠に沿って2本のブレーキ管(上の短いのが炭水車ブレーキ管、下の長いのは列車ブレーキ管で連結器の方まで伸びています)がありますが、何故かその配置が変更されています。

因みに、リンゲルマン濃度計の取付金具は撤去せずにそのまま残っていたようですし、向かって左側の除煙板上部ステーはひん曲がったままでした。