田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。
昭和42(1967)年8月1日 直江津機関区
昭和43(1968)年6月2日 糸魚川機関区
車歴は↓こちら。
http://d51498.com/db/D51/D51534
松任式の集煙装置と重油タンクを装備した山岳用スタイルが決まっています。
ATS用発電機が公式側に設置されています。ATS発電機は蒸気タービンで稼働します。消音器がキャブ屋根上まで伸びています。ATS、すなわち自動列車停止装置は、昭和37(1962)年に発生した三河島事故を契機に、列車の衝突事故を防止する目的で、昭和41(1966)年までに機関車、制御車の全車輛にATS車上子が装備されました。(線路には地上子を設置。)ATSを動作させるためには電源が必要なので、蒸気機関車の場合にはATS専用の発電機を設置しました。後付けの装置なので設置場所は一律ではなく、形式によっても様々な位置に設置されています。
公式側の缶胴をよく見ると、空気作用管がランボード付近を這っています。重油タンクの架台を避けるための措置なのでしょうか。
重油タンクを載せているのに、炭水車の増炭枠は大きめです。