ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 606

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和46(1971)年2月17日 宮崎機関区

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51606

北海道から一気に九州へ飛んでまいりました。

前端梁に、スノープラウの取付用ボルト孔がありません。この画像から見て取れる、雪国を走る機関車との違いはそれくらいでしょうか。側面を見れば、ヒーター用の蒸気管の有無が確認できるでしょう。

「架線注意」札がランボードスロープ上端にあります。北海道機のように除煙板中ほどのステーに取り付けるのと、どちらが注意喚起に効果があるのでしょう。

除煙板の点検口の周縁には、少々幅広の補強板が溶接されているようです。

担いバネ前面カバーにある蓋の向かって右側に、ニュートンリングが発生しています。湾曲したフィルムとガラス板とが接触した時に生じる厄介な現象。これを発生させないためには、スキャンする際、フィルム全面をガラス面に接触させるか、あるいは全く接触させないようにする必要があります。カーリングの大きいフィルムは、スキャナのガラス面に接触させないように、裏返しにセットする方法が有効的です。ただしこの場合、カーリングが残ったままなので、厳密には画像に僅かながら歪みが生じていることになります。しかし、ニュートンリングが出るよりかは遥かにマシです。