ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

ゴミレンズ

一眼レフカメラでもいよいよ標準レンズが欲しくなり、でも便利さで言ったらズームがいいよなあ、ちょうど安いズームレンズがあるからこれを買っちゃえ。
とばかりに、シグマのショートズーム(39~80mm)を購入しました。でもこのレンズ、安さ未満の性能で、1年もしないで手放すことになります。そうせずにはいられなくなった最初きっかけが、この時の撮影だったかと。

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桑園→札幌 863M 先頭はS-901からなる「団結号」です。
S-901では、モハ711とクモハ711が揃ってパンタグラフを上げています。

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桑園←札幌 1198列車 DD51 701

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桑園←札幌 回1024D

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桑園←札幌 回322列車 ED76 513

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琴似←桑園駅 回1532D

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桑園駅←琴似 183列車 DD51 1143

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桑園駅 DD13 46

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琴似~桑園 入換
競馬新聞の立ち売りでしょうか。競馬をやらないので分かりません。

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琴似~桑園 入換
踏切手っぽいですが、自動遮断機だしヘルメットに腕章をしているので、交通安全か入換関係の人でしょうか。

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日本石油のコウモリマークが印象的な油槽は、この辺りのランドマークだったかも。

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桑園←琴似 3869M

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琴似→桑園 833列車 ED76 513

ここは札沼線函館本線から分かれてゆく場所です。分岐はもっと桑園寄りになります。
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新琴似→桑園 628D

新琴似駅です。
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通行禁止の立て看板は、誰も守らないし誰も注意しません。モニュメントと化しています。一応、建前っちゅうことで。

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通過授受はしないので、機関車にタブレットキャッチャーは付いていません。

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ある意味、展望車の車掌車。

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新琴似駅 1692列車 DD13 610
なんか、コントラスト不足でぼや~っとしてる。ピントが来てるんだか来てないんだか。周辺の流れが半端ない。絞りは開放なので、レンズの弱点が丸出し。他にもタル収差と糸巻き収差がかなりデカイ。

実はこのレンズ、8月の塩谷での撮影から使っていたのですが、ここまで酷いものだとは分かりませんでした。後日、改めてできるだけ絞って撮影してみましたが、周辺の流れや低コントラストは相変わらずでした。

購入してから1年もしないで(結構、使ったじゃん!)、FUJIの引き伸ばし機を購入した際に下取りに出してしまいましたが、1000円にしかなりませんでした。まあ、引き伸機用のレンズの足しにはなりましたけど。

この当時は「使い物にならないシグマのズームレンズ」という公式が自分の中で確立していましたが、平成の今は優秀なレンズを製造しているようで、鉄友の一人がコストパフォーマンスの良さを絶賛しておりました。

因みに業務用ビデオカメラの世界では、SONYのUVW-100という低価格のベータカムSP一体形カメラに付属していたCanon製13倍ズームレンズが全くどうしようもないレンズでした(ピントが来ない、周辺が流れる)。ビデオ雑誌にも「捨てるしかない」といった酷評があったほどです。性能の悪さに加え、使い勝手も最悪で、ズームリングには全く粘りがなく、手動ズームは困難な代物でした。
もっとも、UVW-100自体が天下のベータカムSPとは思えぬ情けない画質で(一説にはHi8ビデオカメラのCCDを流用したとか)ぶっといスミア、低い感度とコントラスト、だからノイジーで、色もなんか濁った感じで全然美しくなく色合いも変。スタイルだけはいっぱしの、掛け値なしで見掛け倒しのカメラでした。中古で150万円で買ったものを鉄友が同情して50万円で買い取ってくれ、その鉄友も使い道がないとばかりに、しばらくしてから更に別な人に、より低価格で売り払ったようです。安かろう悪かろうは当然のこととはいえ、あまりの悪さは、もはや商品としてダメダメですね。

で、受験勉強はどしたかな?自分。

昭和51(1976)年9月29日