ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

本日のスキャン 鹿越信号場

鹿越信号場です。短い朝礼台タイプながら、上下線ともちゃんとホームがあります。
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東鹿越→金山 422列車 DD51 643 昭和53(1978)年3月25日

鹿越信号場は、昭和41(1966)年9月29日に開業。金山ダム建設による線路のル-ト変更により、旧線の鹿越駅の近くに設置されたものです。

「日本鉄道旅行地図帳 北海道」(新潮社 今尾恵介監修 平成20年5月18日発行)によれば、昭和57(1982)年10月25日に仮乗降場へ改称されたことになっています。道内時刻表(jtb版)は全国版と異なり仮乗降場も記載されているのですが、当時のそれを何冊か見てもそれらしい記述は見られません。ウィキは上記書籍の丸写しなので当てにはなりません。
また「国鉄全線各駅停車1 北海道690駅」(小学館 昭和58年7月20日 第一版)にも仮乗降場になったという記述はありません。

実際問題として、すでに付近に人が住んでいない信号場を仮乗降場へする理由が見当たりません。また、かなやま湖がすぐ傍にあるとはいえ、レジャー可能な場所でもありませんしね。

ということで、鹿越信号場は信号場のままあ廃止になったと考えたくなりますね。
廃止は昭和61(1986)年11月1日。(「日本鉄道旅行地図帳 北海道」より)