ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C12のこと

最後に行ったのはいつだったか。すっかり覚えていないほどご無沙汰している札幌の円山動物園ですが、かつてここにはC12形式2号機が展示されておりました。

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昭和53(1978)年4月29日

苗穂工場の入換を最後に引退し、昭和45(1970)年からこの場所で保存展示されていたようです。昭和62(1987)年に三笠鉄道村が開園するのに合わせて、現在はそこで展示されています。

C12が走るのを初めて見たのは平成10(1998)年12月に、NHKの朝の連続テレビ小説すずらん」のロケ列車が運転された時でした。真岡鐵道のC12形式66号機が、JR東日本所有の旧型客車2両を牽引しました。
北海道ではC12はそこそこ早くに姿を消していたので、私が鉄ちゃんになった時には手宮駅での入換に残っているだけでしたが、結局見ることはありませんでした。
それだけに初めて動く姿を見るC12にはワクワクしたものです。おまけに舞台は真冬の雪景色。C62ニセコ号の時には、団臨による冬の運転計画が提起されたものの、結局は叶いませんでした。それだけ雪と蒸機の組み合わせは、SLファンならずとも憧れのシーンではないでしょうか。
札幌から留萌まで、毎日通うようにビデオ撮影に励みました。除雪されていない雪道でスタックし、JAFのお世話にもなりました。夜中の峠下駅では雪降りしきる中、幻想的なシーンを見せてくれました。撮影はバッテリー切れで失敗しましたが。
あんまり張り切り過ぎたせいでしょうか、車の方が音を上げてしまい、皆勤賞目前にした運転最終日の未明、エンジンがかからなくなってしまいました。前日、留萌からの帰宅途中に、アクセルを踏んでいないとエンジンが停止するというトラブルが発生していたので、それが更に悪化したようです。アクセル踏みっぱなしって、結構大変ですよ。信号で停止中も踏みっぱなしなんですから。ブレーキと一緒に踏んでいると足首が捻じれます。マニュアル車だからできたのか、マニュアル車だから起きた不具合なのか。
短期間の撮影ながらも、思い出深きC12なのであります。