ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

DD51形式500番代最終機

昭和61(1986)年7月25日 山陰本線香住駅 528列車 DD51 1193
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安直な駅撮りで失礼します。すでに北海道では引退したDD51です。四国を除く全国の非電化区間を中心に活躍し、特急列車を牽引した栄光の日々もまだ色あせてはいません。

この1193号機は500番代の最終機になります。500番代は501~799、1001~1193からなります。番代区分に1000番代はありません。1000番台は799号機からの続きになります。貨物用の800番代、試作車用の900番代を避けた結果です。因みに500番代でも587~592号機の6両は貨物専用とされSG非搭載の変わり種です。後に貨物専用機は800番代に区分されて増備されます。

DD51が登場した頃は、蒸機ファンから目の仇にされていましたが、晩年はすっかり人気者になりました。歴史上の人物でも時代によって評価が変わると聞きますが、評価なんてものは流動的なものでしょう。

鉄道PのNo.755によれば、1193号機の落成日は1977年9月22日。蒸機全廃から1年半が過ぎていました。もともと無煙化を目的に製造・増備されたDD51でしたが、達成後も増備が続けられたのは、山陰地区の機関車置き換えのためです。老朽化の進んだDF50や欠陥機関車と呼ばれたDD54を淘汰するためです。現場としても、同形式の機関車で統一した方が好ましいでしょう。

そんなDD51も今や牽引する客車が消えて働き場を失っており、また老朽化も進み、いよいよ・・となるのでしょうか。

そして1193号機はまだ健在なのでしょうか。