ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

北海道鉄道百年記念号-01

11月22日は「北海道鉄道百年記念号」の運転初日です。事前に抽選で入手していた切符で小樽→札幌間を乗車し、撮影と録音を楽しみました。この時の撮影は全てモノクロで、すでに掲載済みなので、ここでは翌23日の撮影分をアップします。

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張碓銭函 540Mか?
張り切って恵比須岩にやってきました。しかし、この高さは何とも中途半端。多分、擁壁の上辺りで撮ったのでしょう。この日は友人と一緒にこの場所にやってきたのですが、最初は線路際におりました。けれどやはり高い場所から撮りたいねということで、あろうことか、擁壁のステップをエッチラオッチラ昇り始めたのです。人気の撮影場所だけに当然警備員も出動しています。ステップなんざ昇っていれば当然注意されます。案の定、私らも昇っている最中に下から注意されました。「そんなところ昇っちゃいかん」で、答えて曰く。「すいません、上に荷物を置いてきたので取りに戻るところです」などと平気で嘘をついてそのまま上に昇ってしまいました。

しかし適当な場所にはすでに多くのファンがカメラをセッティング済みで、割り込む隙はなさそうです。今はもう獣道に立ちふさがるように人家が建ってしまい、自由に出入り出来なくなったあの場所をご存知の方ならお判りでしょうが、あの場所に線路から登っていったのです。どんだけ無謀なんでしょう。
それはともかく、列車の通過時刻が迫っており、もう場所を探している余裕はありません。已む無く、枝の隙間から狙うことにしました。で、こんな写真しか撮れませんでした。
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張碓銭函 9821列車
撃沈。無計画惨敗の図であります。

一旦、札幌駅に戻ります。
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札幌駅→苗穂 単機回送

また小樽へ向かいます。
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小樽市内 場所・列車とも不明
撮った記憶はかすかにあるのですが、場所が分かりません。南小樽と小樽築港の間かもしれません。

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小樽築港→南小樽 9822列車
光も読まずにこういう写真を平気で撮っていた若かりし頃。は~。
この後、小樽築港機関区へ行ってC56に会ってきました。

昭和55(1980)年11月23日

先日ヤフオクで落札した書籍で蒸気動車のことを調べています。気動車そのものが今ではディーゼルカーと同じ意味になっていますが、かつては他にガソリン車、そして蒸気機関気動車もありました。ですから少し古い雑誌には「ディーゼル動車」といった表記が見られますが、これに対して「ガソリン動車」そして「蒸気動車」が存在していたわけです。
気動車は文字通り、蒸気機関で走る自走客車です。「自働車」「汽動車」と呼ばれたこともあります。形としては、客車の片端に小型の蒸気機関車を内蔵したような格好となっており、反対側の運転台からも運転できるように工夫されていましたから転車台は必要とされていなかったようですが、実際のところはどうだったのでしょう。
北海道でも名寄本線区間列車や夕張鉄道などで活躍したようですが、戦後を待たずに短命に終わったようです。
わずか1両だけですが、JR東海リニア鉄道館に保存されており、そのいささか奇怪な姿を今に伝えています。