
列車の窓から。単機回送されるC56160が佇んでおります。

手宮線と並行する陸橋の上にやってきました。手宮線はまだ現役です。もう少し早く来れば、手宮行きの貨物列車が撮れたことでしょう。

冷静に見ると、何だか証拠写真のようです。ここを蒸機列車が走ったんだと。写真としての面白みがイマイチです。

1番線から駅北側構内へ転線です。



この数日前に見つけた場所で俯瞰撮影です。生憎の曇天下で、これもまた証拠写真に成り下がってしまいました。ん?列車のディテールが分からず、証拠写真にもなってないか。気持ちだけが空回りしているようです。
この頃は、列車と国鉄バスを使って移動していましたから、自家用車はなくてもかなり広範囲に動くことはできました。けれども、線路際撮影を嫌って(どこで撮っても似たり寄ったりになるので)風景的要素の強い絵柄を狙う反面、札幌駅付近では線路際で手を抜くなど、どうにもちぐはぐな撮影をやらかしており、フィルムの選定も含めて「何をどう撮るか」といった事前の準備がいい加減だったことが伺えます。当時の本人はそれなりに一生懸命だったんでしょうけどね。と、まるで他人事な今の自分。
昭和55(1980)年11月29日