身延線ではすっかり意気消沈し、帰りは何にも撮影しませんでした。しかし不貞腐れていても仕方がありませんので、気分一新し、翌日には4年ぶりに大井川鉄道を訪れました。お目当ては勿論C11 227。4年前は金谷駅で蒸機列車の発車を撮影しておしまいでしたが、今回は沿線でちゃんと撮ります。
まずは、新金谷駅へ行き、機関区で撮影させていただきました。今でも簡単に許可を貰えるのでしょうか。
久々にC11 227に対面し、札沼線で99号機や228号機を追いかけていた頃を思い出します。出区に向けて、整備中です。
準備万端、一仕事を終えての笑顔が素敵です。
古い私鉄電車には特に興味はなかったのですが、珍しかったので撮るだけ撮っておきました。これは日本で最初にアルミ車体を採用した、元北陸鉄道のモハ6010形です。先進的な車体ながら足回りは旧来のものなので、乗り心地はイマイチだったとか。
元名古屋鉄道の3800形3829号。ただし足回りは旧型国電のものを流用。
車番が見えないので何とも言えませんが、元名鉄のモ3302の車体に旧型国電の足回りを組み合わせたモハ300形モハ309でしょうか。顔だけ撮っても記録としてはあまりに不十分でした。
もうお手上げ。毎度のことながら、1両1両をきちんと撮影しておけば貴重な記録になったでしょうに。
E10形E101号機。自社発注機関車で貨物列車牽引の他に「かわね路号」の補機を務めます。手前にもパンタグラフがありましたが撤去されてしまいました。
準備が整い、いよいよ出区です。
金谷駅。ここからE101を先頭にして、一旦金谷駅へ回送され、金谷発千頭行きのSL急行「かわね路号」になります。
その回送列車より一足早く新金谷を発ち、撮影場所へ向かいました。
昭和56(1981)年9月6日