ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

車両写真-31 8703列車

台風が接近していますが家でジタバタしても仕方がないので平常運転で参ります。前回の続きのような感じです。余市岩見沢間で運転された臨時列車だったようです。

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オハフ46 503(←オハフ46 15)
オハフ46形式500番代は7両が改造によって誕生しましたが、うち506、507号はオハ47形式からの改造によるものでした。

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オハ35 854
キノコ切妻、鋼板屋根。

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スハ42 72
上記オハ35の増備車で車体構造は同じ。台車がTR34からTR40に変更され、自重が重くなったために形式変更。北海道仕様の500番代ではありませんが、二重窓に見られるように北海道仕様に改造済み。

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スハ43 701(←スハ43 501←スハ43 322)
急行用のスハ43で、北海道仕様のスハ45が不足したため、本州用のスハ43を北海道仕様に改造したもの。台車はTR47。

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スハフ42 509(←スハフ42 263)
上記スハ43と同じ理由により、本州用のスハフ42を北海道仕様に改造したもの。

今回はスハ32系の写真はありません。
昨日、友人宅で昭和43年の客車の配置表を見ていたら「オハフ35」という形式が載っていて、二人して「何だこの形式は?」と調べると、スハフ32の台車を古めかしいTR11に履き替えた形式であることが分かりました。因みに、スハ32の同改造車はオハ56。
何でこんなことをしたのかというと、荷物車であるマニ60が履くTR11は、急行運用の場合には揺れが大きくなり荷崩れを起こして荷物を傷めることがあったので、その対応策として、スハ32系の揺れの少ないTR23とちゃっかり交換したとのこと。この処置を受けたマニ60はマニ61に形式変更。
しかしながら、ウィキでは別の説も紹介しているので、興味のある方は調べてみて下さい。
余談ですが、スハ32で乗り心地の良いTR40BやTR47の台車に振り替えたのがスハ33(二代目)です。TR40Bの前所有者はスロ54などになります。スハ32が多勢に無勢攻撃により急行用1等車から台車をかっさらったのではなく、スロ54が冷房化するなどして重くなってしまうことから、軽い台車を譲ってくれと頭を下げたようなものです。体重を気にするのは何も人間ばかりではないということですね。まあ実際には、客車が気にするわけはなく、運用に当たる担当者が悩むんですけどね。

昭和55(1980)年8月1日 苗穂←札幌