ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

昔は良かった・・・の昔って、いつ?

いつの時代でも「昔は良かった」とため息をつく鉄道ファンの何と多い事でしょう。私も勿論その中の一人ですが、私が思う至近な「良かった昔」というのは、国鉄特急色に復元されたキハ183系が走り回っていた頃でしょうか。

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国鉄色キハ183系が快速「ミッドナイト」の運用に就いたのは年末・正月などの限られた期間で、当然ながら深夜から早朝にかけての運転でしたので、時期によっては撮影が厳しかったものです。そのうち「ミッドナイト」は廃止されて、キハ183系自体の運用が減ってしまいました。そんな中でも、初夏の修学旅行のシーズンには国鉄色車を混ぜた編成が、日中堂々と千歳線や山線を走っていました。

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旭山動物園号」も派手派手な外観で走っていました。「北斗」「とかち」「まりも」「オホーツク」「サロベツ」「利尻」などの定期運用にあたり、キハ183系の多様な運用を楽しめました。

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781系ライラック」と261系「スーパー宗谷」のすれ違い。国鉄形車とJR形車との出会いは、その時代の象徴でもありました。

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281系スーパー北斗」は今でも健在ですが、261系1000番代に完全に置き換えられるのもそう遠くない未来でしょうか。

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130km/h運転の嚆矢となった785系電車も、引退のカウントダウンが始まろうとしています。130km/hの走行性能を有する一般形電車たちも、今や本領が発揮できません。

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カシオペア」独り身には「乗るのはちょっと・・・感」があった列車。

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赤い電車711系。今やスレンレス車体の車両が幅を利かせていますが、見た目は塗装車の方が楽しい。

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トワイライトエクスプレス」は改造車の中では最高の列車でした。「おもてなし」に溢れ、リピーターも少なくなかったとか。乗ったことはありませんが。

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スーパーおおぞら」はほとんどの列車で増結をしており、9両編成は当たり前で、たまに10両編成が130km/hでかっ飛ばしておりました。

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北斗星」は青函トンネルの開業に合わせて登場した、北海道初の寝台特急列車であり、感慨深いものがありました。それまで北海道の夜行列車といえば、全て急行列車でしたから。「北斗星」には団体扱いのイレギュラーもあり、「夢空間」の他にもDD51単機牽引の短い編成が走ったこともあります。特別な定期列車として「北斗星まりも」には感動しました。

たった10年ほど前のことなのに、随分と車両の新陳代謝が進んでしまいました。

平成19(2007)年6月2日 白石~苗穂