ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

キハ183系試運転の頃

この頃、同じクラスの鉄友が鉄道研究会に入っていたこともあって、彼から運転情報をもらっては臨時列車の撮影を楽しんでおりました。この日は、翌年の営業運転に備えて、登場間もないキハ183系試作車の試運転列車が走ると聞いて撮影にやって来ました。お馴染みの、札幌駅東側にある石狩街道陸橋の下付近です。そこには、鉄ちゃんならぬ小学生が数人居りました。まさか試運転の情報を聞きつけてやってきたわけではなく、たまたま友達同士で通りかかっただけなのでしょう。

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14:43 おおぞら3号 苗穂→札幌
函館からの下り列車で、札幌で折り返しの上、写真の2号車、3号車は旭川へ向かう車両です。この「おおぞら3号」は、滝川で釧路行きと旭川行きに分割されていました。1号車から6号車が旭川編成で、7号車から13号車が釧路編成。食堂車は釧路編成に連結されていました。「北斗星」よりも長い、堂々の13両編成でした。
また山線回りの「北海」もこの当時は旭川までの運用でした。しかも臨時で網走まで運転されることもありましたから、まるで山線回りの「おおとり」でした。因みに網走行きの場合、函館発4:50、網走着15:38。所要時間は、本家「おおとり」の10時間8分に対して、10時間48分と善戦していました。これは札幌駅での折り返し時間が不要だったことが影響しているでしょう。

そしてキハ183系試作車の試運転列車
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14:13 苗穂→札幌 列車番号不明
札幌テレビ塔と絡めて。何も、この時撮らなくてもいいのにね。

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少なくとも、3人の少年がこの試運転列車を見送りました。この年齢だと、見るだけで満足できましたよね。柵は少年の膝の高さにも及びません。

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14:25 苗穂←札幌 列車番号不明
札幌で折り返してきた試運転列車。踏切番の小屋も懐かしいです。

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一人の少年が見送っています。苗穂に住んでいるというので、一緒に苗穂まで行きました。私は誘拐犯ではありません。
ここにはもう柵はありません。なんて自由なんでしょう!

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14:55  苗穂駅 おおとり
この跨線橋で少年と別れました。
網走発函館行きの上り「おおとり」です。自分でも情けないほどの見事なシャッターチャンス。蒸機現役時代にも、よく蒸機の顔に電柱を引っ掛けていました。
苗穂駅の荷物ホームを改築しているようです。でも7年後には廃止されちゃいます。

下手な写真でお目汚し、大変に失礼いたしました。

昭和54(1979)年11月10日