ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

フラッシュ撮影は考えもの

夜間に、向かってくる列車に対してフラッシュを焚くのはタブーです。運転士が眩惑して危険ですからね。
ストロボを購入して間もない頃、鉄道撮影に使いたくてウズウズしていました。そこで、試し撮りを兼ねて未明の新琴似駅へ出撃しました。朝の通勤列車狙いでしたが、やってきたのはハイモ。ちょっと気合が入り、ついフラッシュを浴びせまくって撮影した写真の数々。駅員さんや保線の方々には大変失礼なことをしてしまいました。
それとは別に、雪が結構降っていたこともあり、そんな時のフラッシュ撮影ではとんでもないことになると思い知らされました。

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当然のことながら、雪の一粒一粒がフラッシュを反射します。でかい雪粒を減らすなら、光源をカメラから離して被写体に近づけなければなりません。当時はそんなことなど知る由も無し。

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車体の向きを人力で変えます。余談ですが、登場間もない頃のDE15は単頭式で、終着駅では機回しと前頭車の方向転換を行っていました。
フラッシュを焚かなければ雪が降っているのは分かりません。ディテールは弱いですが、薄暗い雰囲気は出ます。

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フラッシュを焚くと雪反射がすさまじく、かなり見苦しい絵に思えます。

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午前7時頃で、空はだいぶ白んでいます。

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フラッシュ無しの方が雰囲気があると思いませんか?

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ハイモは貨物線に入り、駅員さんが台車で何かを運んでいる模様。雪反射で分かり辛い。

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雪が六角形に写るのは、絞りの形が反映されたもの。レンズは6枚絞りなので。高級なレンズでは8枚絞りとか。安物のビデオカメラに至ってはわずか2枚絞り。

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肝心の気動車列車は遅れている模様。ハイモ撮影に満足したので、当初の目的は捨てて、これにて帰宅しました。

昭和52(1977)年12月26日 新琴似駅