ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

上野幌~新札幌間を歩く

札幌駅でちょこっと撮影した後、上野幌に到着すると、早速、いつもの切通し・盛土区間でカメラを構えました。まだ電化前なのでスッキリしています。場所は新札幌~上野幌間になります。

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11:40 3066列車 DD51 1160
載っているコンテナは2個だけ。前と後ろにコキフ50000。
この日の記事は随分前にアップ済で、今回はその時のボツ写真を掬い上げているため、後追いシーンが多いです。
上野幌~新札幌間は、車窓から見る限り、自然溢れるいい雰囲気と思っていたので、いつかは訪れようと思い続けてきたのですが、ようやくこの日に実現する運びとなりました。

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11:43 特急「北斗1号」
函館を07:40に発車し、札幌到着は11:55。特別急行列車はもともと全席指定が原則でしたが、下り「北斗」に限り、この年の10月ダイヤ改正前までは、東室蘭~札幌間のみ一部の車両が自由席(おそらく札幌方の2両)で、上り「北斗」は全区間で全席指定でした。10月ダイヤ改正から、全ての特別急行列車に自由席が設定されるようになりました。因みにこのダイヤ改正を機に、列車愛称名の号数が、下り列車が奇数、上り列車が偶数となり、更にグリーン帯の廃止、一般形気動車のタラコ色化が図られました。

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12:04 単1763列車 DD51 1135
いつもは長い列車を牽く機関車が、たった1両だけで駆けてゆく姿は、ちょっと滑稽にも見えます。なんか勿体ないし。

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12:26 3051列車 DD51 656
積載率はあまりよろしくないように見えます。そういえば、何年か前にヒムソの車止め付近にコキフの車掌室らしきものを見かけましたが、まだ置いてあるのかな。

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12:36 急行「ちとせ4号」
急行のグリーン車は自由席です。でも乗ったことはありません。

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12:45 特急「おおぞら1号」
旭川編成と釧路編成が併結しての堂々13両編成。

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12:53 急行「ちとせ5号・えりも2号」
様似行きの「えりも2号」を併結しての8両編成。「えりも2号」は苫小牧で切り離し、東室蘭では室蘭行き普通列車を切り離し、「ちとせ5号」は洞爺まで足を伸ばします。グリーン車は室蘭編成に組まれています。ということで、おそらく前2両が洞爺行き、中ほど4両が室蘭行き、後ろ2両が様似行きということでしょう。

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12:58 単1185列車 DD51 600
単機がさり気なく通過してゆきます。やはり勿体ない。乗せて欲しい。

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13:08 731D(苫小牧発札幌行き)
バッグを放置すんな!荷物を置きっぱなしにして写真に写し込んでしまうということは、よくやってました。
キハ21+キハ55系2両+キハユニ25。キハユニ25は急行「ちとせ」以外の普通列車でも運用されていました。

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13:15 730D(札幌発苫小牧行き)
キハ22の3連。踏切ではないけれど、ケモノ道が線路を横断しています。

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13:31 特急「おおぞら2号」
旭川行きと釧路行きが併結されています。「もみじ台」が驚くほどスッキリしています。造成の真っ最中でしょうか。

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14:06 1732D(札幌発北広島行き)
北広島行きの普通列車は、昭和55年10月のダイヤ改正で廃止されます。左からキハ22+キハ21+キハ46+キハ21+キハ21。
この辺りの丘陵はすっかり切り崩され、住宅が建て込んでいます。

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14:23 4181列車 DD51 1049
もう行き場なし!という撮り方。南郷通りのオーバークロスでしょうか。

秋晴れの下での撮影はとても気持ちが良く、充実感たっぷりな撮影でした。沿線を歩きながら撮影できる場所自体、今はもうすっかり少なくなってしまいました。それを思うと、つい懐古趣味に走り「昔は良かった~」などと溜息をついてしまうのです。

昭和53(1978)年9月12日

先日の土曜日には、夕張支線の臨時列車を友人が撮影してきました。超悪天候ホワイトアウトの中をようやく沼ノ沢駅に辿り着くも、ホームで撮影しようとしたら警備員から「許可は取ってあるの」と尋問を受けたそうです。「今までそんなことしなくても撮影できました」旨のことを言って納得してもらったようですが(仕事柄、相手を口説くのは上手だったのかも)、かつて「SL常紋号」が運転された時も、通過10分くらい前になって、生野駅のホームでカメラを構えていたファンに対して「そこで撮ってはダメ」と警備員に言われて退去させられたという話を聞いたことがあります。何だかもう嫌がらせとしか思えないような対応ですが、JR北海道からの依頼を受けて警備員は安全確保に努めているのでしょう。とはいえ、ファンの立場から言うと、もうちと何とかならんのかと思います。私の場合、「ニセコエクスプレス」ラストラン前日に比羅夫駅で撮影した時には、警備員の人と雑談をして時間を潰していましたが、人次第ということもであるでしょうね。
ところで、沼ノ沢駅では子供も含む地元の人たちが大勢見送りに来ていたのですが、猛吹雪のために駅舎内で、遅れまくっている臨時列車を待っていたそうです。すると、何の前触れもなく猛スピードで列車は駅を通過し(しかも雪煙で列車の姿そのものがよく見えない)、皆な呆気にとられるばかりで、友人も撮影できず仕舞いだったと嘆いておりました。定期列車を全て運休にして、臨時列車のみを運行したこの日の夕張支線は、ある意味とても忘れがたい思い出を残してくれたようです。