ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

銭函駅から恵比須岩まで

国鉄最後のダイヤ改正で消える急行「ニセコ」と特急「北海」を撮影してきた三日目の夕方、下りの「北海3号」を恵比須岩付近で撮ることにしました。

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121列車と思われます。
何故に朝里駅から列車に乗車したのでしょう。この前の記憶が完全に欠落しております。
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記憶喪失はともかく、オハフ51の窓からこれを撮影した記憶は仄かに残っています。後に津軽海峡線用に改造されて551号機となる機関車です。

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銭函に到着。典型的な北海道の屋根の造りです。今は玄関部の造りが変わっています。

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駅舎の中には、駅長に昇格できなかったタマ(仮名)ちゃんが、乗客が与えた食料を口にすることもなく、ただただ乗客の様子を見守っておりました。

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この川に架かる橋は「銭函橋」なので、この川の名前は銭函川なのでしょうか。

この後は線路に沿って、ひたすら恵比須岩を目指します。恵比須岩へ行くには、国鉄バスで最寄りの停留場まで行くのが手っ取り早いのかもしれませんが、沿線を歩きながら列車を撮影するというのも目的の一つでした。
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この当時は、海水浴シーズンでなくても浜で遊ぶ若者の姿を見かけたものです。当然、線路際を歩いて来るわけです。

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恵比須岩までもう少し。撮影しながらの移動なので、疲れはさほど感じなかったように思います。

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護岸壁の上が格好の足場になります。

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目的地に到着。この当時はあちこちにタイガーロープが張ってあり、線路横断を困難にしておりました。なので、この手前で線路を横断したと思われます。勿論、撮影でも目障りな存在でした。一体、何のための処置だったのでしょう。今はすっかり見かけなくなりました。

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「くる来る電車ポプラ号」。この年の2月に登場した列車で、これにより札幌圏の列車本数は大幅に増えました。ヘッドマークを装着していますが、後に登場する快速列車とは別物で、ただの普通列車です。これに合わせて、711系は従来の交流色から、この白帯塗色に変更されました。因みにこの11月のダイヤ改正で、711系の急行「かむい」は全廃されます。

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16:13 191列車
山線迂回ではありません。山線にも普通に貨物列車が走っていました。

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16:21 829列車
小樽発岩見沢行きの普通列車です。通称「レッドトレイン」。今にしてみれば、中国版ブルーレイの「レッドレイ」みたいで、ちょっと恥ずかしい命名レッドレイ綾波レイとか色々おちょくられていたけれど、その後どうなったのやら。因みにレッドレイ対応のDVDプレーヤーの商品名は「九州ハイビジョン」。訳分かんない。

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16:25 単302列車?

とまあ、ここでカラーネガはお終い。この後、KRに交換するのですが、16:48に通過した「北海3号」は過去記事でアップしているのでその画像は割愛させていただきます。
この後、来た道をとぼとぼと、しかしちゃっかり撮影を続けながら銭函駅へ戻るのでした。

昭和61(1986)年10月12日 張碓銭函

昨日は気心の知れた友人とすすきので一献傾けました。せっかく街へ出るのだからと、札沼線で札幌駅に出て、そこで久々にホームでビデオ撮影をしました。ホームでは三脚使用禁止ですから、手振れ補正機能をオンにしての手持ち撮影です。久々だけあって、見る列車全てが新鮮に目に映りました。中でも789系「ライラック」を札幌駅で見るのはこれが初めてだったので、何か不思議な感じがしました。789系「カムイ」や261系の「S北斗」「Sとかち」も次々に姿を現し、781系や183系で賑わっていた遠い過去をしみじみ懐かしく思ったりもしました。長い5-6番ホームにはもう寝台特急は来ないし、あ~あ、つまんねえなあ~と思っていたら、5番線に停車していた回送の785系が苗穂方面に発車してゆきました。危うく撮り逃すところでした。あれ?785系を撮り逃すのを残念に思うなんて、一体どうなっているんだ、自分。
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ホームに掲示された「お願い」に、三脚の使用禁止は明記されておりません。解禁になったのでしょうか。

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「回送」表示の785系は、発車直前に「すずらん」表示に変わっていました。この後、引き上げ線でしばし待機した後に「すずらん10号」となるからだったのか、それとも私へのサービスだったのか。

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右に見える「ラフィラ」で一献傾けました。市電のすすきの電停はこんな配線になっていたんですね。貸切電車専用停留場まであります。もうビックリです。