ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

冬の臨時列車が終わる直前に

冬の臨時列車は3月下旬で運転が終了します。最近はどうか分かりませんが、以前はリゾートエクスプレスが、季節臨としてこの時期には大活躍していました。もっとも、空席が目立つ便も少なからずあって、その列車の行く末を案じたりもしたものです。そんな中、富良野方面の臨時列車の顔として活躍していたのが、今は亡きフラノエクスプレスです。この時も、冬の運行がもうすぐ終わるという事で、慌てて撮影に行って参りました。

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朝の撮影を終えて富良野駅にやって参りました。富良野線キハ150根室本線のキハ40のツーショットです。キハ40は、後に「ぽっぽや号」に改造される764号です。

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早朝、下り貨物列車を牽引してきたDD51 781。本州から出戻った、北海道唯一の3桁ナンバー機です。切り文字ナンバーのままなのが嬉しいですね。夕方、上り列車を牽引して滝川へ戻ります。それまでの間、しばし駅で休憩しております。貨物列車は2往復のスジが設定されていましたが、この時には1往復しか運転されませんでした。

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その傍らには、ライダーハウスとして使われているスハフ44。

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客車は2両ありましたが、今はもう跡形もありません。「剥製」には興味がなかったので、ちゃんと撮影していません。後悔。馴染みの駅員さんに挨拶し、近所の本屋で「ビデオサロン」を買ってから、朝方撮影したお立ち台へと戻ります。列車待ちの車の中で「ビデオサロン」を読んで時間を潰してました。

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お目当てのフラノとクリスタル。2台のビデオカメラともFIX撮影を行い写真も撮っておきます。この当時は「リゾートエクスプレス」というタイトルの作品を作ろうと考えていたので、ジャケット用の写真も必要でした。でも、こんな写真じゃダメっしょ。色々とビデオ撮影を行い、友人にジャケット用の写真まで撮ってもらいましたが、結局、作品化はなりませんでした。各JRが商品化許諾制度をやり始め、商品化に際してお金を搾取するようになり、そこまでして市販物を作らなくっていいや、って思ってしまったからです。「JRのPRビデオのようなものなのに、なんでお金を払わにゃならんのだ」という反発心もありましたか。しかし、せっかく撮ったビデオ素材をそのまま寝かしておくのは勿体ないので、個人制作して通信販売でちょっとだけ売りましたけどね。

因みに現在でも制作会社は鉄道ビデオを販売する際、各鉄道会社の商品化許諾(会社によって表現が異なります)を取っていますが、そんなもの取らずに販売しても法的には何の問題もありません。ただ、それが知れたら鉄道会社からの撮影協力が一切得られなくなるだけのことです。某カメラマンは「そん時にはゲリラ撮影をやるだけです」と語っていました。大丈夫かいなと心配しましたが、まだ大丈夫なようです。

10年ほど前になりますが電話で確認したところ、JR北海道の場合、個人作品への商品化許諾は行っていません。許諾が欲しいのであれば、すでに許諾実績のある制作会社を通すしかないと言われました。また、新規の制作会社への許諾も行っていないとも、電話の向こうの法務部の誰かさんはおっしゃっていました。どうしてもっと制作会社を利用して自社のPRに努めようとは考えないのでしょうかね。余計なことはしない、という風潮でも当時の本社には蔓延していたのでしょうかね。その20年後の姿が今です。

平成10(1998)年3月24日 富良野駅島ノ下富良野

アマゾンとかヤフオクとか眺めていていつも思うのですが、法外な価格で出品されている商品って、どうなの?そりゃあ価格設定は出品者の自由ですが、そんな価格で出したって絶対売れっこありません。だって、もっと安い価格で同じ商品が出てるし。リサーチしてないのか、こいつ。それとも最初から売る積りはないのでしょうか。それこそ、かつてアマゾンで1円とか100円で買った商品がその後、1万円とかで出品されるってどういうこと?ヤフオクに90円で出品されているのと同じ商品を3000円で出品するってどういうこと?
最近は、アマゾンもヤフオクも、破格のお値段商品(鉄道関連書籍)がグッと減ってきたような気がして、あまりワクワクしなくなりました。