ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

エキスポドリーム号

つくば万博(国際科学技術博覧会)がこの年の3月から9月まで開催され、会場前には臨時の「万博中央駅」が開業し、観客輸送のための臨時列車「エキスポライナー」などが多数運転されました。臨時列車の中でもユニークだったのは、583系電車や20系客車による列車ホテル「エキスポドリーム号」。宿泊施設不足を解消するためのもので、土浦駅構内に列車を留置させて夜を明かし、翌朝、万博中央駅まで運転するというものでした。万博中央駅は、牛久と荒川沖の間に置かれ、土浦からは上野に向かって二つ目の駅で、所要時間はわずか10分でした。


会社の同僚たちと乗車し、翌日、万博を楽しみました。動かない寝台車はかえって落ち着かないものでしたが、ビールを飲んだら車窓は動かず楽しくないので気にならず、ぐっすりと眠ることができました。この時は万博の写真は撮らなかったこともあり、会場での記憶は何にもありません。

昭和60(1985)年6月7日