ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C58 406

田中 泰三様とSAMPUKU爺様と江別の鐵様の画像につき、転載はご遠慮ください。

f:id:railway-photo:20210827074447j:plain

昭和41(1966)年8月11日 五稜郭機関区

除煙板の切り詰めもなく原型に近いように見えますが、砂管が増設されています。

 

f:id:railway-photo:20210827074532j:plain

f:id:railway-photo:20210827074549j:plain

昭和47(1967)年6月13日 五稜郭機関区

北海道の標準的な姿になりました。蒸気管が前に伸びています。客車をバック運転で牽引する時のものでしょう。

 

f:id:railway-photo:20210827074644j:plain

f:id:railway-photo:20210827074702j:plain

f:id:railway-photo:20210827074720j:plain

昭和48(1973)年11月24日 池田機関区

釧路区の姿になりました。補助灯はありません。ついでに区名札もありません。でも余計な落書きはあります。何やってんだか、どーろー。

池北線の運用かと思いましたが、それは北見区の担当なので、この時代、釧路区の機関車はまだ帯広方面への運用があったのでしょう。

 

f:id:railway-photo:20210827074806j:plain

昭和49(1974)年3月 止別→浜小清水

釧網本線根室本線(釧路~根室)で客車や混合列車を牽引していました。ここは有名なお立ち台で、止別駅から2.5kmほどの地点。背景にはオホーツク海を埋める流氷が望めます。この画像では、流氷はまばらになっています。

車歴は↓こちら。

C58406 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

 

C58 405

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

f:id:railway-photo:20210826075804j:plain

f:id:railway-photo:20210826075826j:plain

昭和42・43年頃の夏か 苗穂機関区・苗穂駅

車歴は↓こちら。

C58405 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

除煙板の切り詰めもなく補助灯もなく、比較的原型に近いでしょうか。4番線の線路にはまだ架線は張られていないように見えます。

苗穂のC58は本線運用の他に苗穂駅構内で入換も行っていました。昭和46・47年頃、年上の友人と駅西側の跨線橋の上から構内を眺めていましたが、その時入換をしていたのがC58でした。友人は8mmフィルムでその様子を撮影していましたが、私は指をくわえて眺めるだけではつまらないので、C58が盛大に吐き出す煙の中に身をゆだねて「あ~いい匂い」なんて酔いしれていたものです。バカですね。

C58 403

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

f:id:railway-photo:20210825082531j:plain

f:id:railway-photo:20210825082550j:plain

f:id:railway-photo:20210825082607j:plain

昭和45(1975)年9月25日 新見機関区

車歴は↓こちら。

C58403 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

大型前照灯LP403に集煙装置を搭載しての勇ましい出で立ちで、伯備線芸備線で活躍していました。

前端梁のスノープラウ取り付けボルト孔が左右対称でないのがちょっと気になります。キャブ側面には各種プレートが密集・密着して貼り付けられ、いささか窮屈そうです。

この翌年、横手機関区へ転属すると入換専用機となり、除煙板が撤去されてしまいます。

C58 400とC58 401

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

いよいよC58の機番は400番台を迎えました。

f:id:railway-photo:20210824072451j:plain

昭和43(1968)年7月1日 小山機関区

車歴は↓こちら。

C58400 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

前回、398号機でちょっと触れましたが、補助灯が左右逆に取り付けられています。実際のところ、右に付けようが左に付けようが問題はないでしょうね。点灯しているの見たことないし。

先輪はスポーク輪心に交換されています。

それにしても、心なしか手入れされているように見えます。お召予備機だったそうですが、それと関係があったのでしょうか。実際にお召列車を牽引したという記録はなさそうです。

 

f:id:railway-photo:20210824072700j:plain

f:id:railway-photo:20210824072718j:plain

f:id:railway-photo:20210824072732j:plain

昭和47(1972)年5月23日 酒田機関区

車歴は↓こちら。

C58401 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

陸羽西線で活躍していた頃になります。

炭水車の後部上端の切り欠きが矩形です。手抜きみたいでかわいくないです。炭水車背面の前照灯も特徴的。庇でがっつり保護しています。僚機の402号機も同様のスタイルに改造されています。炭水車の排障器はこれまでアップしてきた機関車とは異なる構造で、402号機も同様です。

右側除煙板の前側上端にはつぎはぎのような跡が。これも402号機と同じ。

煙室扉の中央ハンドルは十字タイプで、これは402号機も同じ。

キャブ前妻の明り取り窓がありませんが、402号機にはありました。401号機が明り取り窓を埋められたのではなく、もともとない明り取り窓を、402号機では設けたということだったようです。

401号機にはあるエプロンが、402号機にはありません。

除煙板ステーが丸棒ではなく平板を用いて、折れ部で捻っているのが特徴的です。402号機は標準の丸棒使用です。

両機は似たような姿かと思いましたが、案外異なった箇所も散見できます。そして402号機の画像はありません。

C58 397とC58 398

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

f:id:railway-photo:20210823071537j:plain

昭和43(1968)年7月1日 小山機関区

車歴は↓こちら。

C58397 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

車歴表があまりにあっさりし過ぎていて、突っ込みどころもありません。でも、LP403とLP405の2灯スタイルを、C58では久々に見ました。補助灯としてのLP405が大嫌いなファンもいるようですが、北海道でその姿を当たり前の様に見慣れている私としては、これぞ標準装備と受け取っています。

この年の10月に廃車となっていますから、この火を落としたような佇まいは休車なのでしょうか。でも手が入っていて車体は微妙に光沢を帯びています。

 

f:id:railway-photo:20210823072124j:plain

f:id:railway-photo:20210823072141j:plain

昭和43(1968)年7月1日 小山機関区

車歴は↓こちら。

C58398 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

僚機397号機とそっくりな経歴です。突っ込みどころがありません。

ようやくオリジナルの炭水車が見られました。後部上端に切り欠きはありません。切り欠きを設けた機関車にはそれなりに理由があったのでしょうが、一体それは何だったのでしょう。

顔が写っていないのが残念ですが、この機関車も前照灯は2灯なのですが、補助灯の位置が向かって左側ではなく右側だったようです。裏焼き写真と間違えそうです。次回掲載予定の400号機でそのスタイルが確認できます。

C58 395

田中 泰三様と江別の鐵様の画像の転載はご遠慮ください。

f:id:railway-photo:20210822071722j:plain

昭和48(1973)年8月1日 原生花園

概ね僚機の392号機と類似していますが、除煙板のステーがこちらはオリジナル。

 

f:id:railway-photo:20210822071810j:plain

昭和48(1973)年11月25日 標茶

この駅から分岐する標津線にはC11が入線していました。

 

f:id:railway-photo:20210822071858j:plain

昭和49(1974)年7月 美幌

スノープラウがあるだけで、足回りがどっしりして力強く見えます。

この下2枚目の画像で判別できますが、先輪がディスク輪心からスポーク輪心に換えられています。

 

f:id:railway-photo:20210822071930j:plain

f:id:railway-photo:20210822071947j:plain

f:id:railway-photo:20210822072002j:plain

昭和50(1975)年5月 長町機関区

東京の羽村市立動物公園での保存が決まり、回送される途中かと。

昭和50~51年頃は、廃車回送や保存地へ向けての回送列車が数多く運転されたことでしょう。

車歴は↓こちら。

C58395 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

C58 392

田中 泰三様と江別の鐵様の画像につき、転載はご遠慮ください。

f:id:railway-photo:20210821072441j:plain

f:id:railway-photo:20210821072500j:plain

昭和48(1973)年11月25日 北見機関区

後部上端を切り欠かれた炭水車は、背面にも特徴があります。分割された梯子状に改造されたステップ、足場ステップの補強にも見える排障器、吊りピースのために下部へ設置された後部標識灯。たとえば364号機と比べると、その違いは歴然としています。

 

f:id:railway-photo:20210821072537j:plain

昭和49(1974)年8月 女満別

混合列車ではありません。回送の客車を連結しているだけです。夏でもスノープラウ

左奥に見える腕木式信号機、ちょっと背が低いように見えるのは気のせいでしょうか。

釧路区の機関車と異なり「架線注意」札はありますが、釧路区と同様に補助灯はLP405ではありません。

車歴は↓こちら。

C58392 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!