ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

お立ち台とは知らず

国道7号線陣場駅南側で奥羽本線をオーバークロスする手前では、集落へ向かう道が右に分かれます。それを500mほど進むと集落があり、そこから西へ伸びる道路に折れるとすぐに、2本の川を橋で渡ります。目の前には送電塔が立ち並ぶ小山が南北に伸びており、5万の地図には、その小山の尾根に沿って小径が描かれているので、上がってみることにしました。

まだ残雪が覆うこの時期、ざくざく雪ながらも、そう足が深く埋まるほどではありませんが、時折抜けてしまうので、四つん這いで尾根まで這い上がり、それから線路の見える場所を求めて送電線の下を南へ進みました。

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06:50 陣場←白沢 625列車

大館発、青森行きです。線路より一段高いところが国道7号線です。

 

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07:17 陣場→白沢 たざわ6号

なかなかいい場所が見つけられないまま、ずんずん進むうちに、上下線が合流する場所へ出ました。L特急「たざわ」は、田沢湖線経由で青森と盛岡を結びます。両駅間の所要時間は「はつかり」なら2時間半ですが、「たざわ」だと4時間40分ほど要します。

 

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07:32 陣場←白沢 日本海1号

ご覧の通り、送電線の下を歩いて来ましたが、線路側に生える樹木が視界を遮り、見通しの利く場所はほとんどありませんでした。おまけに風は強いし、やんなっちゃう。

 

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07:39 陣場→白沢 快速「八幡平」

更に進んで下り線のトンネルの上付近です。樹木の隙から狙うのがやっと。上り線の向こうには、お立ち台であるNTTの建物が見えますが、当時はそこが有名撮影地などとは知りませんでした。

 

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08:00 陣場←白沢 あけぼの1号

トンネルを越えて、何とか見通せる場所を確保。

 

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08:24 白沢→陣場 629列車

陽が差してきたし、国道側に移動しました。どうやって川を渡ったのかは覚えていません(笑)。ただメモには「小さな川を飛び越えた」という記述があります。それがどこの場所なのかまでは記されていませんけど。

 

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08:43 640D

五所川原発の921Dが、弘前から640Dとなって大館へ向かいます。この辺り、下り線はトンネルの中を走っています。

上り線からこの場所へ這い上がり、その後は国道に出たのでしょう、白沢へ向けて更に南下します。

 

昭和62(1987)年3月8日

 

この14年後に訪れた時のビデオ映像です。

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