ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 288

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和42(1967)年8月1日 直江津機関区

 

昭和44(1969)年9月14日 筒石~名立

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51288

前回、前々回と、正面ナンバープレートの位置が低かったり高かったりしていましたが、288号機はいい感じの高さにあって安定感・安心感があります。

集煙装置(松任式か?)と重油タンク装備の重々しいスタイルに加え、炭水車の増炭枠は高め・長めのように見えます。

フロントの担いバネカバーにはヘッドマークステーのようなものが飛び出ています。実際に使用したのかどうかは分かりません。

 

筒石、名立を含む糸魚川~直江津間は、もともとは海岸沿いを走っていました。しかしここは名にし負う地滑り頻発地帯。加えて積雪時には雪崩も発生し、北陸本線はたびたびそれら被害に遭ってきました。輸送力増強のために複線化するにあたり、海岸沿いの線路を捨てて、山の中にトンネルを掘って建設された新線が現在の線路です。新線建設にあたっては、従来の駅がなくなるということで沿線住民・自治体から反対の声が多く上がりましたが、国鉄との妥協案によって筒石駅はトンネルの中、名立もトンネルとトンネルの間に挟まれた場所に設置することで決着がつきました。トンネルの中の筒石駅は、改札口とホームとは階段でつながるだけで、エスカレーターもエレベーターもない、バリアフリーには無縁な造りとなっており、300段近い階段をひたすら上り下りするしかありません。また、列車通過時のトンネル風の勢いは半端なく、待合室とホームとの間には頑丈な扉があります。・・・って、行ったことないですけど、玉城ティナちゃんがドラマの中で案内してました。