ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 292

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和47(1972)年5月23日 坂町機関区

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51292

なかなか厳しい画像ではありますが、この機関車の特徴であるキャブ屋根の延長具合がしっかりと記録されています。屋根全幅で雨樋もしっかり延長されており、それが石炭に食い込んでいます。(笑)その石炭は、3000リッターの重油タンクとの間に挟まれて何とも窮屈そうに見えます。

車歴表を見ると、工場への入出場が事細かに記載されています。最後のおよそ1年間は北海道での運用ですが、当時まだ北海道にはそこそこ多くのD51が在籍していたのに、なんでわざわざ酒田区から異動となったのでしょう。全検間もなくで状態が良かったことから、北海道で最後の花道を飾ってやりたかったのでしょうか。

ちょうど架線柱の陰になっているのですが、ドーム前には簡素なコの字型の手摺があります。

キャブ前窓の庇が一見無いように見えますが、よ~く見るとちゃんと付いています。

 

ビデオの話になりますが。

昨日、ちょっと調べ物をしている中で、驚異の映像を見つけてしまいました。まだ、ハイビジョンがアナログ記録していた1990年の映像です。当時私は、SONYから発売になった新製品のHi8ビデオカメラを入手してうきうきしていた頃で、まさかすでにこんな高品質な映像が存在していただなんて知る由もありませんでした。

https://www.youtube.com/watch?v=YW26YMe8iUQ&t=10s

収録した機材は分かりませんが、ビデオテープはオープンリール方式で、レコーダーは巨大な機材だったかもしれません。今とは映像の味付けが異なり、色彩豊かで、温かみのある色合いに見えます。