田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。
昭和46(1971)年2月17日 門司機関区
車歴は↓こちら。
http://d51498.com/db/D51/D51567
新製配置の北海道から流れ流れて九州に。
メモには下関運転所とあったのですが、日常的な運用で関門トンネルを抜けることはないので、所属する門司機関区と判断しました。
ここんとこ、AD66180図によるナンバープレートが多いように思います。この機関車の製造が昭和15年度で、図面の制定が昭和13年なので当然と云えば当然なのですが、でも逆に云えば、戦後に制定されたAD66398図によるナンバープレートの方が圧倒的に多いということは、戦争中にAD66180ナンバープレートを軍に供出したため、戦後、新たにAD66398で作り直したということなのでしょうか。
除煙板のフック掛けの孔が、他とはちょっと異なる位置にあるようです。点検口の形状、なんか歪んでますね。穴の下辺がランボードと平行じゃないです。上部ステーはこれが標準で、前回の566号機の異常さが分かるというものです。
内側の排障器が撤去され、外側のものに排障板を取り付けています。
なんか重箱の隅つつきのような内容で、つまんなくてすみません。
この機関車は京都府南丹市に先輪、動輪、従輪がセットで保存されているんだとか。車輪だけをセットで保存というのは初めて聞きました。なぜか主動輪だけ回転方向がずれています。せめて連結棒で動輪を結んでいたら。
ここんとこ、ヤフオクやアマゾンで、鉄道書籍を買い漁っています。漁るのはいいのだけれども、現在、編集作業の追い込み中で、読む暇が全然ありません。漁った本はほとんど蒸機関係ですが、1冊だけ発売されたばかりの鉄Pキハ183系。こういう形式別にまとまった書籍はありがたいですね。その分、古本になるとバカ高くなる傾向にあるのは困ったものですが。あ、もう1冊、異色の本として、昭和38年国鉄発行の「最近10年の国鉄車両」。1953年から1962年までの10年間に登場した新製車、改造車がずらりと豊富な写真とともに紹介されています。500ページを超えるボリュームだけに、紹介される形式の数は、ELで17形式、DLで13形式、SLでも1形式あります。SLはD61です。EC、DC、PC、FCは、もう数えるのが面倒臭いほど豊富。これを、当時の定価よりも安く入手できたというのは、まったくもってヤフオク様と出品者様に感謝ですね。