ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 628

田中 泰三様と”撮り人不明”様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和42(1967)年1月14日 長門機関区

 

昭和46(1971)年2月17日 下関機関区

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51628

昭和42年と昭和46年とで、外観に違いがないように見えますが、よくよく見ると、幾つか相違点が発見できます。間違い探しのゲームみたいですが。

まず、前照灯下の貼られている「架線注意」札。この位置が、中央から向って右寄りに貼り替えられています。その前照灯の向かって右側には灯具掛けらしい部材が増設されており、それには灯具ならぬ照明用の電線が引っ掛けられています。

煙室扉ハンドルが、十字タイプから通常の輪っかだけのタイプに交換されています。他の機関車と交換したのでしょうか。

エプロンが増設されています。そのエプロンには機番がひっくり返って書かれています。

エプロンの下にある担いバネカバーの前面蓋の形状が変わっています。他の機関車と交換したのでしょうか。

除煙板もよく見ると、点検口の四隅の形状が異なっており、これも交換したのかもしれません。吊り具用の穴も明らかに異なっているのですが、レタッチ時にうっかり消してしまった可能性もゼロではないので、それについては指摘しません。

前端梁に埋め込まれている後部標識灯の形状が変わりました。また向かって左側のものの右下には小さな孔が二つ横並びで穿孔されています。何の孔なのでしょう。

先輪がディスクタイプからスポークに交換されています。

などなど、異なっている箇所が散見されます。

非公式側の側面については、確認できる範囲内で相違点は見つけられません。