田中 泰三様と”撮り人不明”様の画像につき、転載はご遠慮下さい。
大宮工場担当機らしく十字ハンドルが印象的です。
担いバネ前カバー蓋は上開きになっています。下開きの方が作業は楽だと思うのですが。
昭和43(1968)年6月30日 新鶴見機関区
汽車會社の製造銘板はかなり小さいように思えるのですが。
換算重量標はプレート製の立派な物。
二子三方コックはキャブ直下に設置。左から下へ伸びる管は炭水車からの送水管で、右へ伸びる管はタイヤやレールへ冷却水を送ります。
昭和45(1970)年8月13日 新鶴見機関区
炭水車に増炭枠はありません。
昭和45(1970)年10月22日 福知山機関区
新鶴見区から配置換えされて間もない頃。なので、シリンダーにつながるエキセン棒や主連棒は外されています。
砂撒き管が3本平行して直下しているのは極く少数派でしょう。
キャブ前妻に明り取りの丸窓(図面には「円窓」と表記)が設けられています。
ここから新見区へ移った時に集煙装置を載せて、伯備線の三重連にも活躍したようです。
廃車後は旧大社駅(出雲市駅から伸びていた大社線の終着駅)に保存されています。一時期、外観は荒れていたようですが、平成30(2018)年に整備されて現在は光沢を放つほど輝いているようです。白差しはいささかやり過ぎのような気がしますが。
車歴は↓こちら。
http://d51498.com/db/D51/D51774
先日ヤフオクで「日本国有鉄道 蒸気機関車設計図面集」を落札しました。商品説明の画像にはD51の詳細図が写っていたので、部品名を知るには絶好の書籍とばかりにちょっと競って落としました。昨日届いて、早速見てみると、あちらこちら字が潰れていて部品名が読めません。がっくし。ところで詳細図には設計変更箇所も記されていて、生々しい感じがします。マレー2形式や8900形式、C52形式、C63形式など興味深い図面も掲載されていて、なかなか楽しめます。なお、アメリカ製機関車の図面は非公式側が描かれています。