田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。
昭和43(1968)年3月 鹿児島駅か
車歴は↓こちら。
http://d51498.com/db/D51/D5112
9号機と同様、長距離の急行運用をこなすC55 52と炭水車を交換しています。ただし、台車の枕ばねは3枚構成となっておりD51のものに似ています。しかし、一部ながらもC55やC57の中にも3枚バネ(通常は2枚)の台車を履く炭水車がありましたので、台車はD51のものという断言はできません。因みにD51ナメクジの炭水車は8-20形式、C55は12-17形式です。
キャブ側面のナンバープレートの右側に何やら描かれています。どうやら南延岡機関区を示す「延」のように読めます。札差しが一個しかないので、手書きで書いたようです。一般的に区名札はホーロー製のものを札差しに差すのに対して、九州では砲金製をキャブ側面に直接ボルトで固定することが多いのですが、どうしちゃったんでしょう。
前面の画像がないのが残念ですが、この機関車も前部にコンクリート死重を載せています。
C60台形式などの密閉キャブ機関車は、キャブの出入り口に乗降用の梯子がありますが、密閉キャブではない多くの機関車では炭水車にステップが付いています。検査などで炭水車を外してしまうと、キャブへの乗り降りには梯子や脚立を使っていたのでしょうか。