ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

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昭和43(1968)年8月6日 苗穂機関区

エプロンの形状から、東北から来たんだなということが分かります。

庇付きの前照灯が特別感を漂わせていますが、庇の目的は何なのでしょう。過去記事によれば618号機にも付いていました。ツララ切りという説もありますが、深川区のツララ切りのようには全然普及しませんでした。炭水車の前照灯では北海道の場合、ほぼ全部に付いていましたが、これは前照灯の取り付け位置から給水時にうっかり破損するおそれがあるから、その防御のためと何かで読んだか聞いたような気がします。胆振線岩内線で活躍した倶知安区の9600は二つ目仕様でしたが、これにも庇が付いていました。落石による破損防止だったのでしょうか。

この時点では、まだ東北時代の姿が残されており、この後、どこまで北海道仕様として手を加えられたのかは、廃車時期が早くて写真があまり残っていないということで確認ができません。

解放テコの支持金具が独特の形状です。

油ポンプ箱から加減リンク付近へ伸びるL字型の作用棒には、可愛げな逆J字型の誘導棒が添えられています。この作用棒、座屈でひん曲がることはないのでしょうかね。

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D511097