ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D52 404

SAMPUKU爺様と江別の鐵様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和43(1968)年12月23日 森駅

吹雪の中、何十輌もの貨車を牽いて森駅を発車するシーン。痺れます。SAMPUKU爺様は感動と寒さで震えていたことでしょう。番号板が低めの位置にあるのが特徴でしょうか。(55号機はもっと低いですけど。)403号機とは兄弟関係にあるのに、この差は何なのでしょうね。

 

 

昭和48(1973)年3月 苗穂工場

404号機も吹田区時代には集煙装置を搭載していました。集煙装置を搭載する場合、その構造上、煙突を短く切り取るのですが、D52もその例外ではなく、しっかり切り取られていたそうです。鋳鉄製煙突の場合には短めの鋼板煙突に差し替えられたとか。D52が他の形式と異なるのはその先で、集煙装置撤去時には煙突を継ぎ足して元の長さに戻したのだそうです。

ドーム前に手摺はありません。D52では苗穂工場製の扇形の手摺を装備したものは少数派で、もともと付いていたコの字型をそのまま載せていたものもあります。同じボイラーのC62は扇形手摺を装備していたんですけどね。

2本の安全弁のうち、後ろのものが頭無しですね。部品取りでもされたのでしょうか。

給水温め器の搭載部では缶胴が角型にえぐられています。D51でも北海道機にはよく見られるので、苗穂工場の仕業でしょうか。(えぐられているというよりはカバーをしていないだけのようですが。)

車歴は↓こちら

http://d51498.com/db/D52/D52404