ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D60 36

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

D60 36は元D50 141

D50 141の車歴は↓こちら。D50 141の旧機番は19940。

http://d51498.com/db/D50/D50141

昭和42(1967)年8月8日 新得機関区

ようやく北海道のD60が登場です。北海道では池田機関区のみの配置で、昭和28(1953)年から昭和30(1955)年にかけて順次16輌が投入され、8620や9600に代わり池田~釧路間で客貨の運用にあたります。36号機はその中の最若番です。D50時代には岩見沢区の配置で、改造のために長野工場へ出向き、戻れば池田区。苗穂工場で改造できなかったのかなと思ってしまいます。でも落成後、青函連絡船で輸送され、函館(有川?)からD60が回送とはいえ函館本線室蘭本線を北上する姿を想像するとちょっとワクワクします。そして営業運転では走らなかった狩勝峠。ん~、ワクワク。

16輌の顔ぶれは36~39、41~46、56、57、69~72号機になります。

しかしやがてD51が全道各地に勢力を広げる中、池田区にも配置されるとD60は本州へ転属となり、昭和35(1960)年には12輌へ減少します。更に池田区ではD51の増備が続き、画像の昭和42(1967)年夏に残るのは36号機の他に37、39、41、42、45号機の6輌のみ。奇しくも留萌のD61と同数です。しかしその年度をもって遂にD60は北海道から姿を消してしまいます。道外への異動ではなく廃車解体です。D60ファンにしてみればD51は憎っくき敵ということになりますが、そもそも北海道にD60ファンが存在したのかは不明ですけど。

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D60/D6036