ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

「SL紀行陸東号」撮影二日目

前の晩は仙台に宿泊。ホテルが取りやすかったからです。
鳴子に到着したのは前日より1時間ほど遅い08:30。この日も俯瞰の虫は元気一杯に体の中で蠢いており、車窓から目を付けていた花渕山スキー場へと向かいました。駅から3kmほどの所で、線路からも結構離れていますが、煙を盛大に吐いてくれるだろうことを期待して、禿山をせっせと上りました。今はこのスキー場は跡形もなく、ただの山に戻っています。

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10:15 東鳴子←川渡 9711列車
前日よりも更に遠くなっていますが、煙のお陰で存在が確認できます。ただもうこうなると、山火事のようにも見えて、もはや鉄道写真とは言えないかもしれません。

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10:35頃 東鳴子→鳴子 9711列車
手前の山が前日上った岩渕山。

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10:40頃 鳴子←中山平 736D
鳴子終点の736Dの到着を待って、9711列車は発車します。線路まで2kmほど離れていますが、300mmで撮れば列車の姿はそれなりに確認できます。

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10:50頃 鳴子→中山平 9711列車
前日と同様、期待通りに煙の尾を引いて、ゆっくりとやってきました。この時もビデオとの二刀流で撮影していますから大忙し。しかしビデオにはシャッター音がガチャガチャ収録されており、いささか幻滅です。おまけにカメラワークも酷いし。

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12:55頃 鳴子→中山平 1743D キハ45+キハ48
下山しながら途中途中で2本の定期列車を撮影してから鳴子駅に戻りました。

いい加減疲れたのと、雰囲気を変えて撮りたくなったので、田園風景が印象的だった、小牛田のひとつ手前の北浦へ移動しました。

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15:30頃 陸前谷地→北浦 5724D
田んぼの中の道路でのんびりゆったりとシャッターを切ります。
小牛田~古川間には区間列車が設定されており、蒸機列車がやって来るまでの間、退屈せずに時間を過ごすことができました。
しかし肝心の蒸機列車が通過する頃にはすっかり陽も暮れて写真には厳しい状況でしたので、ビデオだけ回しました。安物の三脚でパンニングなんぞしたものだから、まあその映像の酷い事といったらありゃしません。

締まりのない終わり方になってしまいましたので、前日の小牛田駅で撮影した写真を免罪符代わりにアップしておきます。

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719系近郊形交流電車
狭軌用の0番代で、標準軌山形新幹線区間用は5000番代。

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なぜに「あけぼの」が?

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電車・客車・気動車

免罪符にもならなかったようです。

平成2(1990)年10月21日