ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

忘却と思い出し

その日も土曜日だったので、例によって「一日散歩きっぷ」を使い、新琴似駅から520Dで札幌駅へ。そこで友人と合流して滝川行きの127Mに乗車します。
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06:48 札幌駅 スーパーおおぞら1号・スーパー北斗2号発車
この時は「ミッドナイト」を撮らずに、こんな失敗写真を撮っていました。露出不足もいいところ。

127Mが滝川に到着する直前、電車の窓から見えたのでしょうね。トランスが荷下ろしされているのを。いつもなら滝川駅の北側に行くのを急遽変更して南側へ行き、これを撮ったようです。
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09:09 砂川←滝川 3162M
どういう状況だったのかも理解しないまま、富良野へ向かう列車まであまり時間がなかったので、早々に切り上げて駅に戻りました。
とは書いたものの、ついさっきまで、この写真がいつ撮影したのか全く思い出せずに、悶々としておりました。というか、撮影したこと自体、記憶から完全に抜け落ちていました。当日のメモにも「シキ」だとか「トランス」だとか「大物車」だとか「特大貨物」なんて一言も記されていないし。でも、残雪の上に上がった記憶がうすらぼんやり蘇りましたよ。

そして富良野。この日はどうやらこの撮影が目的だったようです。駅からトコトコ歩いてやってきました。
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14:15 9217D 富良野島ノ下

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14:57 回9748D 学田←富良野
タイミングを完全に外したのは、フィルムを巻き忘れていたからでしょうか。って、モードラ使ってたようなあ、自分。そして、富良野で撮ったのがこの2枚だけって、どんだけ手抜きなんだか。

ここまで記事を書いてきて、改めて原板を確認しました。あ、そうだ。実はこのポジフィルム、KMなのですが、1年以上も期限が過ぎたものだったんです。机の中にしまったままうっかり忘れていたのです。でも捨てるのが勿体なくて、期限を過ぎたらどんな風に写るんだろうと、単純な好奇心から使ったのです。すると、全体的にマゼンダ被りが出ていましたが、フォトショップで補正すると、そこそこ自然な色調に修正できました。(だいぶ前の記事に書いたような気がします。)前回の記事「石灰石輸送貨物列車廃止後の東鹿越駅」の写真も同じ期限切れフィルムです。

すっかり忘れていたことでしたが、ちょっとしたことから少しずつ記憶が蘇ったというお話でした。

平成9(1997)年4月5日