只見川第一橋梁を見下ろせるいつもの場所に到着。紅葉ぶりはなかなかのものですが、どんより曇り空の下では紅葉というよりも腐ってカビているだけのように見えなくも無し。
背景の山、カビているように見えませんか?情緒ないですね。
微妙な水鏡。
晴れてくれていたならば。日頃の態度がモノを言うって?
「パノラマ只見号」と言います。只見線にはぴったしの観光列車ですね。お金をかけたお洒落な車両よりも、こういう「ちょっとこんな車両を用意してみました」的な手造り感に満ちた車両の方が、情が湧くというものです。
曇天下ではこんなものでしょうと、次はこの日のメインディッシュである第三橋梁へ向かいます。蒸機現役時代から超有名撮影地です。超有名撮影地なんだから、曇っていてもきっと素晴らしい紅葉が出迎えてくれるでしょう。(←妄想)
15:00頃 会津宮下~早戸(どっちに向かっていたのか忘却)
宮下ダムの巨大な堤体。重力式なので、地球の重力が小さくなったら、あっさり川の水に流されてしまいます。そんな不安をよそに、只見川の向こう岸には只見線を上るハイモの姿がありました。ちっちぇえ。この場所は、ちょうど国道覆道が始まる辺りになります。
15:55 会津西方→早戸 急行「奥只見」
第三橋梁は超有名なことだけはあります。気持ちの持ちようかもしれませんが、カビではなく紅葉に見えますもん。この場所は国道から少し降りた場所になりますが、割と狭く、落ちたら死にます。実際、ファンの方が落ちて亡くなっています。その時の状況は分かりませんが。
やがてこの辺りも覆道に覆われますが、撮影地への道は残されており、実際この3年後には今度はビデオ撮影で訪れることになります。
17:30頃 早戸←会津宮下 433D
ここは道路から見える、割と有名なお手軽俯瞰場所ですが、列車を待っている間にどんどん暗くなってしまいました。已む無くバルブ撮影ですが、何だかな~。絞り込み過ぎだっちゅーしょ。
18:00頃 早戸駅
ここで列車を撮りたくもありますが、次の436Dを逃すと駅寝となりますので、ここはおりこうさんに乗車して会津若松駅前のビジネスホテルへ戻りました。いやあ、この日も歩きましたなあ。
昭和62(1987)年10月31日