黒谷へ向かう列車の車窓から天然のお花畑が見えてしまったので、午後の撮影はそこに決めていました。場所は親鼻。
12:50頃 黒谷駅
上り列車に乗車し、二つ戻って親鼻で下車します。
親鼻から上長瀞方面へ行きます。駅から1kmもない沿線です。お手軽で楽チン。
切通しの斜面にへばりついて撮影したようにも見えますが、ストリートビューを見ると、小さな人道踏切がある場所だった様です。
この紫色の花ですが(花の名前は分かりません)、実際の色は紫ではありません。もっと青みがかった色でした。上がったポジを見て色の違いに驚きましたよ。KRには再現に得手不得手の色があるようです。他のフィルムは知らんけど。
これはビデオカメラでも同様で、「トマサホ」を改造した「マウントレイク」の車体の色は、少し青みがかった何とも不思議な緑色なのですが、これが濃い空色のような色になったり、普通の緑色になったりしました。
写真やビデオは、自然界に存在する全ての色を再現できるわけではありませんが(むしろ、再現できるのはその一部といった方が適切かも)、こうも記憶色と異なると、他の色も全部「本当かいな?」と疑心暗鬼になってしまいます。
この後も、片っ端から列車を撮影しますが割愛させていただきます。そして本命。見事に煙はスカ。でもいいの。
初めて機関車の顔を間近で目撃しました。
場所を変えて親鼻駅のすぐ近くです。先ほどの撮影場所は、跨線橋の向こう側になります。このアヤメだかの色も変。ここまで赤味がかっていなかったように思います。
貨物を撮影して踏切を渡ると、行き違いですぐに上り列車がやってきました。これはブドウ畑でしょうか。ストリートビューを見ると、今もあまり変わっていないようです。
14:45 親鼻駅 下り貨物列車
10分しか経っていないのに、またもや下り貨物列車がやってきました。
慣れない線路際撮影もここまで。翌日にはまた俯瞰&遠望撮影がブリ返すことになります。
昭和63(1988)年5月28日
三日前に、35mmのポジフィルムのスキャンを全て終えてやれやれと安堵していたのですが、ゆうべになって、まだ手付かずのファイルを見つけてしまいました。500コマほど収納しています。溜息が出る一方で、忘れていたコマも沢山あって、それなりに嬉しかったりもしています。