前日、樋口~波久礼間をロケハンして、適当な場所を見つけたと言っておきながら、その日最初に訪れたのは親鼻でした。親鼻といえば、お隣の上長瀞との間に架かる荒川の橋梁が撮影名所なのですが、そういう場所は無視してまたもや俯瞰撮影です。え~い、どこまで人をおちょくるんだ。と、30年前の自分に立腹してみる。
秩父鉄道へ行くコースですが、東横線の元住吉から武蔵小杉に出て、そこから南武線で立川へ。青梅線に乗り換えて拝島からは八高線で寄居へ。前日はそんなコースを辿りましたが、この日は立川から八王子へ向かい、そこから八高線に乗車しました。単純に八高線を始発駅から乗りたかっただけです。キハ35の運転席後ろの席から前面展望を楽しもうと思ったのですが、乗車するとたちまち白河夜船を漕いでしまいましたよ。
09:25 親鼻駅
湘南顔のハンサムボーイ。そして目の覚めるような好天です。
いやがうえにもテンション上がって、駅裏にある小高い場所へと向かいました。勿論、5万の地図でアタリを付けていました。
東武東上線用の電車です。長閑長閑長閑。気分がいいので3回つぶやきました。遠くに荒川の橋梁が見えます。
ここを走る電車は3両ないしは4両編成なので、この6両編成は長い。ダテに都会の風を吹かせるデザインではないようです。
後を追うように貨物列車が通過。雲の影が列車に襲いかかろうとしています。ヤな予感。
ヤな予感的中。なんでこ~なるの。欽ちゃん走りしちゃうぞ。
10:48 親鼻駅 「特急ながとろ」と上り貨物列車
様々な鉄道会社がある都会の鉄道だからこその光景かと。因みにJR東日本の115系電車も秩父鉄道に乗り入れていました。
「特急ながとろ」は、上長瀞止まりの列車ですが、折り返しができないためにこの親鼻まで回送されてきたようです。
次の撮影地へ移動するため駅に戻ります。
それにしても親鼻とは何とも奇妙な駅名です。由来をググってみたけれど、分かりませんでした。
「普通」表示ですが、運転区間は小川町~寄居。ならば親鼻~寄居は回送運転ということでしょうか。
11:17 下り貨物列車
先程、上り貨物列車が発車したと思ったら、今度は下り列車がやってきました。東武東上線の電車は編成が長いのでホームを飛び出しているようです。
11:18 上り列車
その貨物列車を待たせて上り列車が到着します。東武東上線の電車はまだ発車しないようです。(貨物列車の陰に隠れています。)
ここで消化不良を起こした分だけ、次の撮影地では弾けます。
昭和63(1988)年4月3日