GWの帰省、函館駅で捉えた、さり気ない日常の光景。
14:05函館到着の青函連絡船7便を降りて、ホームへ移動。
14:32発 急行「ニセコ」
手摺が特徴的な五稜郭機関区所属機。
14:14 「北斗4号」が到着。折り返し「北斗5号」となります。
狭いホームを挟んで、特急と急行の両雄が並びます。「北斗5号」は14:55発。
下すぼみの構図はいかんな。貫禄がなくなり滑稽に見えます。
いつもだと迷わずに「ニセコ」に乗車するのですが、この時は苫小牧の実家に帰省する会社の先輩と一緒だったので、「北斗5号」に乗車します。
構内にはこの半年後に廃車となるキハユニ25が2両。
キハユニ25 5
昭和56(1981)年に起きた現金の盗難事件の現場となったのがこの車両。車両に罪はありません。
キハユニ25 4
4号、5号とも函館運転所所属。キハユニ25は全部で6両。1~3号は苗穂機関区、7号は稚内機関区の所属。6号は車両火災で焼失したため、7号がその代替として製造されました。1~6号は客室部がキハ21に準じていますが、7号ではキハ22に準じた構造に変更されています。
スヤ52 5
スヤ52はスロフ52などの1等車を改造した保健車で、国鉄職員の健康診断や診療を行う車両診療所です。5号は元スロフ51 2027です。2号は旭川客貨車区、4号は札幌運転区に配置されていましたが、他にも、釧路客貨車区にはスヤ42の1号と2号、札幌運転区にはスヤ32 3が配置されて、全道各地で出張健康診断を行っていました。レントゲンなどの精密機器を搭載しているため「連結注意」の表記で注意を促します。
DD13 650
連絡船から貨車を引き出し、また積込に精を出すDD13 650は、最終651号機の1番手前の番号になります。寒地向けながら旋回窓ではなくワイパー仕様です。最終増備車はDE10に類似した前端梁のステップ形状に特徴があります。運転台の屋根付近にちょこんと取り付けられたパトライトが、ここの入換機としてのアクセサリー。
函館駅では、いつも乗り換えの合間にしか撮影しなかったため、パッとした写真はあまりありません。残念です。惜しいです。
昭和57(1982)年4月30日