もっともらしいタイトルを付けましたが、月曜日だし、たまたま見かけただけだったような気がします。前日に日本での最終運転を終え、この日は一体何をしていたんだか。
異国情緒あふれる車内が垣間見えます。
赤いランプシェードは、「北斗星1号・2号」を連想させます。エンブレムにしても「北斗星」がオリエント急行を参考にしていたのが納得できます。
オリエント急行が醸し出すオーラに、品川駅とは思えない趣です。
JRとしては初採用のネジ式連結器とバッファ。国鉄では大正時代の遺物。幌の長さを見て分かる通り、連結間が異様に広く、Nゲージのようです。渡るにはちょっと勇気がいるかもね。マニ50もオリエント急行に合わせた紺色に塗り替えたなら雰囲気はもっとよくなったような気がします。
マニ50は控え車であり荷物車。改番は行われておりません。
日本車に挟まれたオリエント急行。標準ゲージの車両で、車体長は23.5mと日本車よりも長いものの、車体幅は2.9mと在来線の車両と同じ。
同じ寝台車とはいえ、20系はなんとあっさりしていることか。格の違いを見せつけられる思い。
機回しが行われて、品川運転所へ回送されてゆきました。
関係者の方々のご苦労はいかほどのものであったか。本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。
昭和63(1988)年12月26日 品川駅