ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

客車列車

かつて旅客列車といえば蒸気機関車が牽引する客車列車という姿でした。
↓こんな感じで。
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七尾線 能登中島←西岸 9904列車 平成元(1989)年2月12日
客車列車と言われても、機関車の後ろは煙でよう見えんとです。でもまあ、こんな列車ばっかり日本中を走っていました。

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札幌駅 急行「天北」 昭和63(1988)年1月1日
昭和60年3月、宗谷急行列車が客車化されました。それが急行「宗谷」と急行「天北」です。従来のキハ56系が老朽化したことで、サービス改善を狙って冷房付きリクライニングシートの14系客車が投入されたわけですが、確かに昼行列車なのに一部の列車は寝台車付きという豪華編成なのですが、一方で所要時間が伸びたため、速達性は失われてしまいました。でも乗り心地の良い車両なら、少しくらい乗車時間が伸びても気にならなかったのかも。

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長万部駅 特急「北斗星1号」 昭和63(1988)年5月4日

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札幌駅 特急「北斗星1号」 昭和63(1988)年5月6日
説明不要の寝台特急北斗星」です。客車の先頭車はスハフ14。初期の頃には繁忙期にヒルネ専用の車両が連結されていました。因みに寝台車とは行き来ができなように貫通扉は施錠されていたとか。

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蒲田→川崎 特急「踊り子99号」 昭和62(1987)年4月11日
JR化後もしばらくは、普通列車も含めて客車列車は日本全国で運用されていました。それが今や定期列車では皆無です。JR線上には1本も走っていません。観光列車やイベント列車にかろうじてその姿を見るだけです。