ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

69635と69636と69638

田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和42(1967)年8月19日 青森駅

車歴は↓こちら。

69635 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

入換とは云え、キューロクが20系寝台客車を牽引する姿は微笑ましいです。

十字の煙室扉ハンドル、切り欠き炭水車、片側だけの解放テコ、まもなく「架線注意」札を貼るであろう煙室脇のステー。キャブ屋根は後方へ延長されているように見えます。

 

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昭和43(1968)年2月21日 大宮機関区

車歴は↓こちら。

69636 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

大宮区の機関車らしい姿が随所に見られます。前照灯横の後部標識灯、背の低い手摺付き除煙板、嵩上げされた蒸気ドーム。更に、69635と同じく十字の煙室扉ハンドル、煙突前に配置した消音器、キャブ側窓の大きめの庇、キャブ出入り口付近の炭水車側面の手摺。パイピングも癖があるように思えます。

 

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昭和43(1968)年3月 門司機関区(直方機関区かもしれません)

車歴は↓こちら。

69638 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

あまり特徴がないようにも見えますが、キャブ前窓上に「架線注意」札が貼っているのはあまり見かけません。キャブ側面下部には点検用の孔が幾つも開いています。これは九州のキューロクでよく見られるものです。一般的には蓋で塞いでいます。化粧煙突は延長されています。その煙突はやたら太く見えますが、背景の建造物が微妙な位置に写り込んでいるのだと思います。煙室右側面には垂直のステー状のものが見えますが、一体何なのか気になります。

 

これら3両のキューロクは、元空気ダメの設置方法がそれぞれ異なっています。機番が接近していても、配置区が異なればその後の改造で姿は異なってしまいますね。