ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

69640と69656と69657

田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和42(1967)年8月20日 平機関区

車歴は↓こちら。

69640 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

ローマン書体の形式入りナンバープレートが美しいです。煙室扉回りの手摺が前照灯直下と下半分が撤去されて原型とは印象が少し異なる表情ですが、前面全体はそこはかとなくスッキリしていることもあって、補助灯は邪魔臭く感じます。ナンバープレートのボルト孔の位置は外枠の内側にあるのを見慣れているせいか、ボルト頭はちょっと自己主張が強すぎるかな。除煙板の上部ステーは、部分的に板幅か板厚が変わっている特殊な形状のようです。

 

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昭和43(1968)年9月1日 小樽築港機関区

 

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昭和45(1970)年12月26日 苗穂機関区

車歴は↓こちら。

69656 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

車歴表によれば、小樽築港機関区の後は岩見沢第一機関区へ異動し、そこで昭和48(1968)年に廃車となっていますが、それじゃあ、苗穂機関区で撮影したこの状態は一体何なのでしょう。区名札は撮影していないので所属は不明ですが、間違いなく生きておりボイラー代用などではありません。

入換機らしく、スノープラウの昇降機が前端梁に取り付けられています。

苗穂区の画像は、中学1年生の冬休みに入ってまもなく、蒸気機関車の写真を撮りたい気持ちがこみ上げてきて、意を決して苗穂機関区を訪れた時のものです。事務所の扉を開ける時のドキドキ感は今でも鮮明に覚えています。訪問者名簿に記名してヘルメットを借り、その時はわざわざ付き添いまでして頂きました。めっちゃ寒い日で、あまり時間をかけるのも申し訳ないと思い、30分ほどで切り上げたような気がします。露出不足と寒さでブレブレの写真ばかりとなってしまいましたが、これ以降、職員の方がとても親切だったこともあって何度か苗穂機関区を訪問することになります。

 

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昭和42(1967)年8月20日 平機関区

車歴は↓こちら。

69657 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

69640と同じ平区のキューロクで、こちらも形式入りのナンバープレートです。ただし書体がゴチックなせいか、風格という点では69640には敵いません。でも十字の煙室扉ハンドルは好感が持てます。なぜか前照灯が点灯中。