ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

79658と79666と79668

田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和43(1968)年2月21日 大宮機関区

車歴は↓こちら。

79658 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

化粧煙突、回転火の粉止め非装着、嵩上げされた蒸気ドーム(大宮区のキューロクに多い気がします)、動力式逆転機、背丈の低い消音器、LP42形前照灯、側板に手摺付きの炭水車など、パッと目立つ特徴といえばそんなところくらいしか分かりません。

 

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昭和42(1967)年8月10日 五稜郭機関区

車歴は↓こちら。

79666 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

正面ナンバープレートの位置が低く、ふんがふんが顔。北海道ではお馴染みのフロントの柵状手摺。前端梁には細目ラインのトラ塗り警戒色。この当時は煙室扉には塗っていなかったんでしょうかね。だいぶ切り落とされた煙室扉回りの手摺。こちらも回転火の粉止めはありません。前照灯は大型のLP403。

 

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昭和46(1971)年2月17日 行橋機関区

車歴は↓こちら。

79668 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

こちらの正面ナンバープレートは高目の位置にあります。気持ちドヤ顔かな。延長煙突。煙室扉ハンドル横には補助灯受けがあります。傾いてしまったリンゲルマン濃度計。片側の解放テコ。そして門デフでは、上部のステーが1本なのがちょっと心許ない気がします。

 

日本列島の北、中央、南と異なる場所で活躍する三者三様のキューロクは、まさに丈夫で長持ち、ザ・国鉄を象徴する機関車だったように思えます。そして今年の干支である丑のようにも見えますね。