機番に取り残しがありましたので、江別の鐵様のご協力の下、まずはC11形式からアップを始めます。
江別の鐵様の画像につき、転載はご遠慮ください。
昭和47(1972)年9月 長町機関区
保存先の愛知県へ向かう途中、中継先の長町機関区で公開されたそうです。
車歴は次の通り。(沖田祐作著「機関車表」より修正・加筆)
1944年7月 日本車輌名古屋工場製造(製番1331)
1944年11月 雄別炭鉱尺別鉄道納入
1945年1月3日 三菱石炭鉱業鉄道大夕張線転入
1945年7月30日 認可
1972年9月30日 廃車
1972年 長島温泉(三重県)保存
1984年頃 解体
発注者である雄別炭鉱尺別鉄道に納入されるも、同炭鉱の休山に伴いほとんど稼働することなく大夕張線(後の三菱大夕張鉄道)へ転属されました。
戦時中に製造のため、国鉄機の戦時設計機と同様の外観を持ち、除煙板は木製だった名残があります。また画像では確認できませんが、蒸気ドームは丸いものの砂箱は角ばったものでした。
主に大夕張炭山駅での入換用だったそうですが、9600が増備される前には本線運用で清水沢駅にも顔を出したという記事がネットに上がっていました。
廃車後は愛知県桑名市の長島温泉SLランド(現ナガシマスパーランド)にD51 192や小型車輛とともに保存されていましたが、施設の改築に伴い、全車輛解体されてしまいました。