ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C61 14

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和45(1970)年9月1日 熊本機関区

車歴は↓こちら。

C6114 機関車データベース (形式C61) - デゴイチよく走る!

エプロンの無い少数派でしょうか。

砲金製の「鹿」区名札が凛としています。所属機関区を示す区名札は一般的にはホーロー製やペンキ書きのものが使われますが、鹿児島工場が担当する機関車には砲金製のものが使用されていたそうです。ずっしりとした重量感とカチッと浮き出された文字は、機関車の威厳を引き立てているようです。取り付けは札差しに差し込むのではなく、ボルトで四隅を固定しています。これなら簡単には盗人の餌食にはなりませんね。

通常は白ペンキ書きの換算銘板までもが砲金製です。ナンバープレートも勿論、砲金製。

因みに金属製の鉄道模型に使用される真鍮は黄銅とも呼ばれますが、砲金は別名青銅と呼ばれており、字面から分かる通り、どちらも銅を主成分とした合金です。共に光沢が美しく、錆びにくいという特長があります。因みに、橋梁に取り付けられている橋名板は真鍮製です。お値段は、耐食性・耐摩耗性・鋳造性に勝る砲金の方がお高目となっているそうです。また、5円硬貨は真鍮製で、10円硬貨は砲金製です。