ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 516

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和43(1968)年か 大宮機関区

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51516

大宮区所属機っぽい箇所といえば、煙室扉の十字ハンドルとドーム前方のコの字型手摺でしょうか。蒸気排気管カバーが残されているのも、特徴のひとつではあります。

キャブの下からランボードの縁に沿って、暖房用の蒸気管が前方へ伸びています。シリンダ前方で奥に入り込み、担いバネ前面カバー下部から顔を出して連結器の横の吐出部へと続きます。客車をバック運転で牽引する運用があったのでしょうか。

缶胴に沿って、少し太目のパイプが2段になって設置されています。下のパイプは手摺ですが、上のものは手摺ではなく通風器配管というものだそうです。用途は知りません。この2本のパイプの間隔は、機関車によって結構差があります。

現在は横浜市で静態保存されており、当時の勇姿を拝むことが出来ます。ただし、フロントサイドのステップは、乗降させないためでしょうか、ごっついカバーで覆われているようです。

 

最近、「鉄道ジャーナル」の初期本14冊をヤフオクで落札したのですが、それから間もなくして「旅と鉄道」の創刊号から7号までがまとめて出品されました。ちょっと競りましたが、そこそこ安値で落札できてホクホクしています。どちらも前所有者が大切に保管していたようで、古臭くはありますが、破れとか汚れ、折れといったものはなく、状態は比較的良好です。どちらも蒸気機関車に関する記事も豊富ですが、「鉄道ファン」や「鉄道ピクトリアル」にはない味があります。広告では鉄道とは無関係なものがあったりします。それにしても狭い部屋にはどんどん書籍が溜まる一方で、何とかしなくちゃとは思いつつも、非鉄道関連の書籍はすでに物置に移しているので、いよいよ何か手立てを考えなくちゃいけないようです。