ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 657

田中 泰三様と”撮り人不明”様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和42(1967)年10月18日 岡山機関区

通常、シリンダーのすぐ後ろにはポンプ箱があって、ランボードを挟んだその直上には止弁が6個並んでいます。北海道機では防雪防寒のためか、ボックスに収めているのですが、この機関車にはその止弁が見当たりません。どこにあるのでしょう。止弁は、シリンダーや蒸気室への送油量を調整する役目があります。ポンプ箱と止弁は、多くの形式では非公式側に設置されているのですが、理由は分かりませんがD50とC56では公式側に設置されています。どちらに設置しても、送油管は3本ずつ左右の蒸気室とシリンダーに接続しています。

 

昭和43(1968)年9月20日 鳥取機関区

キャブ前窓の庇が長いです。

出入り部のキャブ側手摺は通常、屋根の雨樋と接続し、排水管の役目も担っているのですが、この機関車では手摺は雨樋から切り離されており、排水管はキャブの中に設置されて、キャブ下から突出しているようです。どうしてこんな手の込んだことをするのか分かりませんが、727号機も同様の構造で、鳥取区の機関車の特徴なのでしょうか。ま、それが趣味的には面白いのですが。

車歴は↓こちら。

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