ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 751

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮下さい。

昭和43(1968)年10月3日 豊岡機関区

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51751

廃車はこの2カ月先ですが、すでに休車になっているように見えます。集煙装置には穴が開いてボロボロだし煙室扉には錆が浮いているし、生気が感じられません。でも休車なら後部標識灯は着けたままにしませんかね。

解放テコの向かって右側端の取っ手部、何かひん曲がってません?何をどうしたらこんな風に歪んでしまうのでしょう。

非公式側は見えないので分かりませんが、重油タンク付近にステップや梯子が見当たりません。これでは作業がやり辛そうです。

左端で蒸機を見つめるお兄さん、写生でもしているのでしょうか。トリミングしてしまいましたが、その隣にもお兄さんが居るのです。

それにしてもいちいち説明はしませんが、JPEG圧縮の悪影響なのか、細い線が消えている箇所があります。AIがフェイクに悪用されるおそれがあると懸念視されていますが、普通の画像ですらも100パー信用はできませんね。

この当時、豊岡区のD51の運用範囲は山陰本線の福知山~鳥取間でした。

 

イカロス出版の「私が撮影した機関区と機関車」(笹本健次 著)を2冊購入して見ました。大判の写真は美しく、なかなか見応えのある写真集ですが、これは著者が学生時代に撮影したものなんだとか。自分の学生時代を振り返ると、とてもこんなグッジョブな写真なんて撮ってません。引け目感じちゃいます。ただ、キャプションに物足りなさを感じました。ちょっとググれば分かる車歴なんかよりも、機関車の特徴を述べて欲しかった。そうすれば私がブログ書くのに楽できるじゃん。