ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 851

田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮下さい。

昭和43(1968)年9月30日 中津川機関区

正面と炭水車に準戦時設計の名残がガッツリ見られます。炭水車の構造は849号機とは異なり、側面の鋼板化した部分はツライチ仕上げになっています。

850号機と同じ浜松工場製ながら、砂撒き管の配置が異なります。

ドーム前の缶胴回りのステップ数は減らされたままですし、繰り出し管も1段折れのまま。

長野工場担当機らしく、キャブ換気装置やカバー付き給水ポンプが確認できます。

転車台の機関車公式側側面には何やら斜めに羽子板のようなものが付いています。機関車の位置合わせ、停止目標なのでしょうか。

モノクロですが、青ナンバーでしょう。

 

昭和44(1969)年8月3日 中津川機関区

独特の顔つきです。給水温め器からの排水管がよく見えます。除煙板上部ステーの形状がなかなか凝っています。作業通路の空間確保のため、斜めにはしたくなかったのでしょうかね。排障板の付いた排障器が撤去されています。検査中なのでしょうか。

解放テコ受けの捩じり方は、多数派とは逆向きで「内捩じり」です。

車歴は↓こちら。

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