ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 877

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮下さい。

除煙板が特徴的で、上部に折れが無く、縁はリブ付き。858号機のものと同形式と思われます。画像では確認できませんが、ドームは「かまぼこ」ではない標準型のもの。またランボードには送水管カバーが取付けられるなど、除煙板以外は極力標準化改装がなされていたようですが、ATS用タービン発電機は公式側にセットされています。

番号板の「51」がこれまた特徴的な書体です。

昭和45(1970)年9月25日 新見機関区

前照灯は庇付き。

右側の入換手用の手摺は、縦ではなく横向きに付けられています。左側はステップを兼用しているようなので、それに高さと向きを合わせたということでしょうか。

これも画像では確認できませんが、炭水車の高さが標準よりも低く改装されたようです。標準ではキャブ側窓の上方、キャブ屋根の下あたりまで高さがあるのですが、877号機ではキャブ側窓の中間の高さくらいしかありません。

改造すればするで何かと異端部が生じるのは、趣味人にとっては興味深い限りです。

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51877