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いかめしい雰囲気の除煙板。
川崎車輛製の準戦時型は、ほとんどその痕跡を残さない姿に改装されています。933号機では唯一、除煙板が、上端の折れ無し、縁をリブ補強といった特徴ある構造になっており、これは木製時代の名残と云えるでしょうか。番号板は23センチ高さのAD66180図によるもの。エプロンは煙室からはみ出していて、その角がちょっと痛そうです。土崎工場の仕様なんだとか。角は取って欲しいです。
助士席側も旋回窓になっています。先輪はディスクタイプに交換。
除煙板の吊り上げ用の穴は、円形ではなく長円になっています。
後方には給砂台が見えます。
A形重油タンクを載せています。かまぼこドームなら後方を切り欠く手間はなかったんですけどね。あれ?もしかして切り欠いてない?キャブ屋根は延長されています。
昭和42(1967)年8月2日 坂町機関区
炭水車の漏水管からは、給水取り入れ口回りに溜まった水がじょぼじょぼ排水されています。給水時に溢れてしまったのでしょうね。すぐ横に給水スポートが立っています。
炭水車背面ステップは梯子状に改造されています。配置区による仕様なのでしょうかね。炭庫に石炭は少なく、これから前進して給炭台へ向かうのでしょう。砂、水、石炭の順に補給してゆきます。重油の給油はどのように行われるのでしょうね。
最終配置区の青森区ではわずか半年ほどで落ちたこともあってか、補助灯の設置や重油タンクの撤去は行われませんでした。
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