ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 1021

matuno kura が撮影した画像ではないので、転載はご遠慮ください。

昭和42(1967)年11月22日 門司機関区

門デフとしては最もポピュラーなK-7タイプを装備。このタイプの門デフの採用は、古形式では9600や8620から、新し目の形式ではC57やC58など、11形式146輌にも及びます。形式、輌数が多い分だけ、屏風の大きさには違いが見られ、個々の機関車から受ける印象は様々です。1021号機はフロントデッキが狭いためか、C55・C57のような優美さや軽快さは感じられません。

リンゲルマン濃度計が煙突のすぐ脇に設置されており、煙の色と比較しやすいかな。

煙室戸周りの手摺にはコの字3本を取り付けており、これはこれでちょっと珍しい。

先輪はディスクタイプに交換済。排障器は垂直材に排障板を取付、その後方にあった排障器は撤去。二段構えの排障器とした原設計の思想がよく分かりません。

キャブの番号板が、タブレットキャッチャーとの干渉を避けるため、前方に飛び出した位置に取り付けられているのは九州機の特徴。

光沢を放つ煙室戸の十字ハンドル・シリンダの空気弁・給水ポンプのバンド、ランボード縁の白など、これも九州機らしい手入れの行き届いた姿です。

石炭がキャブ屋根から随分飛び出した高さまで積まれていますが、これが九州機の特徴なのかは分かりません。

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D511021