ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 1071

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和47(1972)年6月14日 苗穂工場

書類上は廃車前ですが、すでに火は落とされ番号板は外され、すっかり廃車風情を漂わせています。ボルトの配置からして、番号板はかなり高い位置にあったようです。

排障器では前方の垂直材が撤去されています。

向かい合わせの手前の機関車では前端梁の裏が見えており、その構造が垣間見えます。

給水温め器の煙室切り欠きは工作容易な角切りです。標準型でもこのような構造はよく見られますが(特に北海道では)、カバーを取り付けて隙間を覆い隠している機関車も数多くいます。

給水温め器と煙室が交錯する部分の隙間は、美学的見地からカバーで覆っていたのでしょうか。カバーの図面を起こすのは結構面倒臭そうです。

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D511071